人事考課制度の導入支援

人事考課制度というのは、ある一定の期間の社員の行動・成果を客観的に評価し、それを昇給・昇進、賞与の支給、退職金、さらには社員のスキルアップなどに生かそうとするものです。
社労士・行政書士合同事務所オフィスH&Mは、社員に求める姿として、いくつかの等級に区分けし、その等級で必要とされる能力などを明確にし、そこから、評価をするポイントを洗い出すことで、実際に社員の育成や業績に向上に役立てることを目的として、企業様とヒアリングを重ねたうえで、会社に一番あった制度導入を提案いたします。

導入する目的・意義

職員からこんなことを言われたことありませんか?

  • あの人より仕事をしてるのになぜあの人と給与が同じなの?
  • やっている仕事の割には給与が安い気がする。

反対にこんなことを思った施設のトップの方もいらっしゃるかと思います。

  • 仕事ができないのに高い給与を払ってる人がいてるなあ~。
  • 仕事ができる人にはもっと給与を出したいのだけどなあ~。
  • 給与が全員一律のせいか、社員のモチベーションが下がってる気がする。

などなど・・・。

これらの問題の根本は社員の評価や給与の決め方の仕組みが明確でないからです。
こんな悩みを解決するひとつの手段が人事考課の実施です。

導入のメリット

  • それぞれのレベルに応じて、求められる役割、仕事の内容を明確化させることができます。
  • 評価を行うことにより、査定や昇進などを決める際の参考資料になります。
  • 明確な基準に基づいて給与などを決めることになりますので社員間での不平不満の解消につながります
  • 各ポジションにより期待されるスキルが明確になること、また評価により得意・不得意の部分が明確になることにより、研修の計画が立てやすくなり社員のレベルアップにも使えます。
  • 社員目線から見た場合、どれくらいできれば、どのくらいのポジションになり、給料になるか見えてくるのでモチベーションのアップにつながります。

人事考課制度の中身

1.職能資格等級表(キャリアパス)

会社の状況に応じて、何段階かに等級を分け、それぞれの等級に応じて期待する姿、求めるスキルを明確にした表を作成します。

2.評価・考課表の作成

考課表とは学校でいう通信簿のようなものと思ってください。
それぞれの等級ごとに評価のポイントとなる要素(事項)をその評価するうえで基準となるポイントを決めていき、
考課表を作成していきます。
また、評価した結果を給与・賞与などにどのように反映させるかを決めていきます。

3.賃金表(賃金テーブル)の作成

人事考課制度の作成手順

1.初回打ち合わせ(必須)

初回の打ち合わせおいて、制度導入の目的と現状のヒアリングを行います。

2.提案書・見積書の作成・提案(必須)

初回打ち合わせの内容に基づき、導入する制度の内容について、提案書を作成すると共に作成にかかる見積書を提示します。

3.制度の構築(必須)

1)等級表(キャリアパス)の構築
2)評価表の構築
3)賃金表の構築

この手順で、施設の代表者と協議をしながら進めていきます。
規模によっては社員も含めたプロジェクトを作る場合もあります。

4.制度の完成・社員への説明(任意)

制度があらかた完成しましたら、社員に対して説明を行います。
この説明の際には、ご希望に応じて、同席させていただきます。

5.管理者(評価者)の研修(任意)

必要に応じて、管理者(評価者)研修を行います。

6.制度の運用開始

その他

  1. この制度はキャリアパス要件(1)に該当する制度です。したがって、処遇改善加算(1)を申請することができます。
  2. この制度の導入に際しては、次のような助成金を活用することができます。ぜひご一緒にご活用ください。
    ・ 中小企業人材確保等支援助成金(介護・保育労働者雇用管理制度助成コース)

報酬・費用等

ご質問・見積もり依頼などの相談につきましては、「お問い合わせフォーム」からお問い合わせ願います。

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